1.効果的な学習方法
リスニングからスピーキングへ
ステップ 1:
リスニング要項
- 最初から最後までレッスンを聞きます。どの程度理解できましたか?
主題・キーワードは何でしょう。 - 繰り返しボタンとテキスト表示ボタンは使わないでください。
- 理解力チェック問題に答えます。分からない時は推測してみてください。
- 内容が理解できるように、繰り返し学習してください。
※ この「最初の聞き流し」は脳が英語の音とイントネーションに順応するのを助けます。
ステップ 2:
詳細に聞く
細かい内容まで聞き取っていきます。
a. ここでは繰り返しボタンを使って、文の各単語までが明確に聞き取れ、理解できるように なるまで何度も聞いてください。
b. テキスト表示ボタンは使わないでください。
※ 詳細まで聞き取る練習をすることで、英語を流暢に操るための基礎である早い処理能力を鍛えます。
ステップ 3:
聞き取り確認・理解度チェック
次は理解したかどうかの確認作業です。日にちを変えて少なくとも 4-6 回行ってください。
a. 再度各文を聞き、まだ 100%明確に聞き取れない単語があればテキスト表示ボタンを使って確認します。
b. 黄色くハイライトされている言葉をダブルクリックすると用語表を確認できます。
※ 話す前に言おうとする言葉の意味を理解することはきわめて重要です。
ステップ 4: シャドーイング・声に出して繰り返す
わからなかった言葉を再確認した後は、いよいよスピーキングの練習です。
a. シャドーイング : 一度文を聞きます。繰り返しボタンをクリックして、ネイティブに合わせて心の中で一緒に文を言ってみます。ネイティブと同じ休止、同じスピードで文を言えるようになるまで繰 り返してください。
b. 声に出して繰り返す :文を聞き、それを声に出して繰り返します。文が長い場合、まず後半を練習します。次に前半部分を足し全文が言えるようになるまで練習してください。
c. スピーキング練習の間、テキスト表示ボタンは使わないでください。
※ スピーキング練習はスピーキング力向上に必須です…
ステップ 5:
音を比較し、違いを認識する
ステップ 4 は全文がスムーズに言えるようになるまで毎日何度も繰り返してください。
次の ステップは正確に言えているか確認し、発音を鍛えます。
1. ここではまず文を聞き、以下のボタンを使います。
a. 録音(マイク)ボタンを使って自分のスピーキングを録音します。
b. ヘッドフォンボタンを使って、自分の録音した音声を聞きます。
c. 繰り返しボタンを使ってネイティブの発音を再度聞きます。
自分の発した音声とネイティブのスピーキングを比べます。
全部の単語をしっかり言えていますか?間違いはないですか?発音は正しいですか?
ネイティブと同じところで区切れていますか?強弱やイントネーションは合っていますか?
全部合っていると満足するまで、各文でこの練習を繰り返してください。
※ 聞いた音と発した音の違いを認識し、自己発音矯正へとつなげます。
追加のステップ: 自信と流暢なコミュニケーション力をつける
個人学習ステップが一通り終わったとしても、すぐに理解し無理なく自信を持って各文を言えるようになる まで定期的に復習 してください。またできるだけ学習した言語パターンを使って、教師やクラスメート、オンラインティーチャーとコミュニケーションをとってみましょう。コースウェア以外の練習も、英語上達に は不可欠です。さらに、これらの練習で以下も期待できます:
a. コースウェアの使い方についてフィードバックを受け、より効果的に学習するにはどうしたらいいか 指導を受けます。
b. レッスンで学習した内容を自分の言葉でまとめます。
c. 自分自身や自分に関する事柄について話すとき学習した言語パターンを用い、レッスンのトピックをパーソナライズ化します。
d. レッスンの言語パターンや機能を仕事・趣味・関心事などや個人的に関係する事柄に拡大します。
アドバイス
練習はもちろん、頻度、内容、効果的に学習しているかが重要です。少しずつでも頻繁に学習するほうが、一度に長時間学習するよりもっと効果的であることを覚えておいてください。
★ 多様性が大事。
1. 毎回の学習時に2〜3つの違うプレゼンテーションレッスンを同時に進めます。
2. 集中力を保つためにも10~15分ごとに違うアクティビティーを行います。
3. 上記で説明した5 つのステップを順番に、各レッスンを数回繰り返します。
★ プレゼンテーションレッスンではオーラルスキルの向上に必要な集中練習ができます。
Focus Exercises や理解力問題、音声認識 (SR)レッスンで学習内容を確認します。
1. プレゼンテーションレッスン: Focus Exercises や SR レッスンを行う前に学習進度が 50%に達すること
2. プレゼンテーションユニット:そのモジュールの Review Exercises を始める前に学習進度が 50%に達すること
★ 自分の学習記録を確認することで学習効果を高めます。
1. 学習進度とシャフラーレベルを確認します。全レッスンのシャフラーレベルが3になるまで学習 しましょう。
2. Tutor ボタンをクリックして学習アドバイスと学習スコアを確認します。学習スコアの最低目標値は≥+4 です。
繰り返しボタンは、最も重要なボタン
「繰り返し」は語学学習において不可欠です。繰り返しは自動言語処理を徐々に可能にする長期的メモリを 構築するために脳に刺激を与えます。流暢になるためのキーです。
● ステップ 2 の学習: 全文が理解できるまで 繰り返します。
● ステップ 3 の学習: 単語一つ一つまで理解できるようになるまで 繰り返します。
● ステップ 4 の学習: 全文をスムーズに、自身を持って言えるようになるまで 繰り返します。
● ステップ 5 の学習: コースウェアのネイティブのようにできるようになるまで 繰り返します。
学習中に多くの繰り返しボタンを使うことで、長期的な語学力を養い、それを維持します。
テキスト表示ボタンは、できるだけ使わない
音声とテキストは脳の違う分野で処理されています。両方が提示されたとき音声処理よりテキストへの反応 処理のほうが大きくなります。テキスト表示ボタンで全文を表示した場合、リーディングに集中してしまいオーラルスキルを向上させることはできません。
何度聞いてもテキストを見ないと単語や文がどうしてもわからない事態でない限り、テキスト表示ボタンは使わないでください。一般的に、繰り返しボタンを使って何度も繰り返し聞き、音やグラフィクスから意味や構文を推論していくほうが良いとされています。音だけで理解しようと取り組むことはリスニング処理速 度を上げ、テキスト表示ボタンを頻繁に使うよりも早く能力を向上させます。